人生の早いうちから子供に学んでほしいこととして学校でのノートの取り方や記憶法があります
そこで今回は記憶法について「本当に頭のよくなる1分間記憶法」から学んでいこうと思います
本書は記憶の新常識である目で見て覚えることについて書かれています
目で見るだけのため、復習が1単語1秒で行うことができるという驚くべき方法です
記憶法について知りたい人
高校受験や大学受験を控えている人
- 記憶の4種類
- 短期記憶から長期記憶への定着
- 単純記憶
- イメージ記憶
- 4色右脳記憶法
- 色を使って右脳を活性化
- サンドイッチ記憶法
- 寝る直前の90分と起きた直後の90分に暗記
- ピークコントロール記憶法
- 大切なのは本番のみ
はじめに
人は忘れていく生き物のため重要なこと以外は忘れていく様になっている
忘れていく時間としてエビングハウスの忘却曲線がある
- 20分後には42%忘れる
- 1時間後には45%忘れる
- 1日後には74%忘れる
- 1週間後には77%忘れる
これを踏まえて復習のベストなタイミングを決めると
半分ぐらい覚えている20~1時間後がベスト
脳は何度も繰り返されることは大切と認識する=記憶に定着する
よって復習は朝昼晩の3回行うことが重要
①記憶の4種類
a:まず初めに、全く知らない事象を短期記憶へいれる
b:次に短期記憶を長期記憶へ移していく
この2ステップを通じて記憶に定着していく
短期記憶とは20秒程度で忘れてしまうもの 5-9桁の数字など
30秒以上覚えているものは長期記憶
単純記憶とイメージ記憶
単純記憶とは一問一答形式で、1単語1秒で復習できる暗記科目に用いる
イメージ記憶とは古文単語の様に1単語に複数の意味がある場合に用いる
イメージの主人公を自分にしたり、ストーリー仕立てや感情を合わせることでより記憶に定着する
ただし英単語、英熟語、英文法は、長文読解時のスピードが格段に落ちるため不向きとのこと
②4色右脳記憶法
暗記したい内容を4色に分ける
赤:ゼロ秒でわかるもの
緑:3秒で分かるもの うろ覚えのもの
黄:見たことはあるが分からないもの
青:見たことも聞いたこともないもの
緑⇒赤まで持っていく様に復習することで長期記憶へ定着させる
③サンドイッチ記憶法
寝る直前の90分と起きた直後の90分に暗記をする
睡眠によって短期記憶から長期記憶へ定着していく
朝の時間は夜の復習をするのが効果的
④ピークコントロール記憶法
大切なのは本番のみ
本番一か月前までに見返すノートを作成し、あとは復習するだけ
その際も4色右脳記憶法を用いることで簡単に復習することが可能
暗記の方法としての新常識がいくつも学べる良書
紹介されている記憶法は、子供が小さいうちからできる様に教えたくなるような内容ばかりでした
また、高校・大学受験へピークの持ってく方法についても、例が書かれているため、子供の成長に合わせて読み返しつつ、ぜひとも本番に強い子に育てていきたいと思います