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子供が一生お金に困らないためにできること

子供が一生お金に困らないことは親ならだれでも願うことだと思います

そこで今回は「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」から学びたいと思います

投資についてよくある本かと思いきや、お金に関するあらゆることが書かれています

一生お金に困らない生き方として必要な、収入、支出、借金(クレジットカード)、安心(各種保険)についてそれぞれが詳しく書かれており、高校生以外にも新社会人にもおススメな内容です

この記事のおすすめな人

子供へのお金の教育に興味がある人

収入・支出・借金・保険について基本的なことを復習したい方(新しく習いたい方)

※以下の内容に関しては本の文章を若干アレンジしていますので気になる方は原文を参照してください

①大切なこと

  • 借金をしない
  • 倹約を心掛けて質素に暮らす
  • 早いうちから貯金して複利で増やす
  • 分散投資を心掛ける
  • 投資詐欺には要注意
  • 儲けを計算するときは税金を引いた額で考える
  • お金の管理はシンプルに

②新社会人生活のヒント

  • 質素に暮らすには?
  • 資産状況はどうすればわかるのか?
  • 投資の基本
  • クレジットカードの得する使い方
  • 職業別年収の中央値
  • 金融詐欺
  • 老後の資産形成

①大切なこと

借金をせずに、倹約を心掛けて質素に暮らすことで貯金する

貯金ができたら早く投資を始めて長期間運用することで複利で増やす

投資は分散投資を心掛け、投資詐欺には要注意

儲けを計算するときは税金を引いた額で考えて、残ったお金で再投資

以上が基本的な考えとなるが、注意することとしてお金の管理はシンプルにする

複雑になるほど全体を把握することが困難となり、思いがけないリスクを背負い込むこととなります

さんぽえ

自分のリスク許容度を考えてお金を貯金や投資へ配分し、将来の夢や人生100年時代に向けて資産を増やしていきましょう

②新社会人生活のヒント

質素に暮らすには?
家賃にお金をかけすぎない
小さな出費に気を付ける(スタバ、コンビニ弁当、ジムの会費など)
1か月間1円単位まで記録することで、意外と大きな支出に気づくことがある

資産状況はどうすればわかるのか?
バランスシートを作成するには負債(クレジッドカード 奨学金など)と資産(家具、預金、年金など)がそれぞれいくらあるか計算する
計算できたら資産から負債を引くことで純資産が分かり、定期的に確認する

クレジットカードの得する使い方
支払い方法は一括か分割かどちらを選ぶか?
アメリカでは2/3(約67%)の人が分割支払いで翌月以降に持ち越している
分割だと利息が発生し、一般的に12-24%と高金利の利息がとられる
高額な延滞料金まで発生する場合があるため、支払いは必ず一回払いで行う

職業別年収の中央値は?
年収は仕事を選ぶうえでも重要な指標となる
中央値とは少ない(大きい)順で並べたときの真ん中にきた値(平均ではない)
年収の例として挙げられていた職種として
航空管制官(12.3万ドル)、大学教師(7.2万ドル)が意外と高い
(全労働者だと3.6万ドル、1ドル140円換算だと504万 2015年の米国労働省のデータのため現在はもっと高いと思われる)

投資の基本
人生の早いうちから投資することで複利効果の恩恵を受ける
複利だと、「元本+利息」にさらに利息がつく
そのため、早く始めるほど複利の効果が期待できる
例えば年間3000ドルを毎年貯金し、年利6%で運用した場合の70歳時点での資産は、22歳から始めた場合は約77万ドル、32歳から始めた場合は約41万ドルとなり
その差は36万ドル(約5000万円)

金融詐欺
疑うてがかりとしては以下のことに注意する

  1. 投資のリターンが高すぎる
  2. 投資の運用成績が安定しすぎている
  3. 投資内容が複雑すぎて理解できない
  4. 投資資金をなかなか返してくれない
  5. リスクは一切ない、秘密を教える、人生が変わる、だれでも成功できるなどと勧誘してくる
さんぽえ

本書は一生お金に困らない生き方を実現するためにお金に関するあらゆることが書かれています

収入で一番大事な仕事については、キャリア形成や転職、起業等まで詳しく書かれており、就活生や30代ぐらいの転職を考えている人は参考になりそうです

また、投資や保険商品、税金の基本について幅広く書かれていることもおススメです

新社会人になった場合は、仕事で忙しくて考える余裕はないと思いますので子供が高校生や大学生ぐらいになったら一度勧めてみたくなる本でした